声オタBBAのブログ

好きな時に、好きなように。 面倒くささに定評のある(※当社比)声オタBBAが思ったことを自由に綴ります

平成の間に大きく様変わりした声優界とファンによせて。

こんにちは。平成終わってしまうし平成の間になんかブログ書こうって思ったら1年以上更新してなくて驚きました。時の流れ早すぎる。
平成に生まれ平成と共に生き、物心ついたときからアニメ漫画好き声オタで現場行くタイプのオタクにジョブチェンジしてから7年程経つBBAですが、ファン目線から見ても本当にここ15年程で声優界と声優界を取り巻く環境ってものすごく変わったなあと思います。というか、現在進行形でめまぐるしく変化を遂げている。
まあ、戦後から平成初頭にかけてだってだいぶ変わってるだろうけれど、いち声優ファンとして、ファン目線で私が実際感じてきたことを書こうと思います。

 

まず、当たり前の実感としては、平成後半期から一気に、声優のマルチタレント化が進みましたね。2011年とか2012年とかそれくらいからでしょうか。キャスト登壇のアニメイベントがどんな作品でもだいたい行われるようになってから急激に加速して行った気がします。
声優雑誌も増えましたし、顔出しする機会が増えたということは間違いなくタレント化が進む一因にはなっているはず。私が中学生のとき、声優雑誌って声優グランプリくらいしかなかったような・・・?

アニメ業界も、クール性が定着してからは一つの作品のアニメDVDの確実なセールスのためにイベント参加応募券をつける商法が定着しました。そうなると、出演声優の人気って利益に直結しますものね。
まあ、イベントをやるから人気の声優をキャスティングするようになったのか、声優にタレント的な人気が出てきたからイベントをやるようになったのか、それはもう鶏が先か卵が先か、ですね。

 

とにかく、今の、特に若い声優さんたちはすごいですね。ほんとに。元々の本業以外に求められているものが多い。そしてそれを皆さん器用にこなされている。
トークはもちろん、歌唱力やダンス、個性や容姿まで、総合的なものがないとよっぽど売れない時代になっていますものね。
昔はアニメ雑誌見て「エッ!あのイケメンキャラの声はこんな普通のおじさんから出てるの!????!」って衝撃を受けたもんなあ。そんな幼き日が懐かしい。笑

 

私が少し寂しいなと思っているのは、声優ファンの間でも容姿が第一みたいな雰囲気すらここ数年で感じ取れることです。
男性声優界隈だと、2011年にうたプリ第1期が大ヒットして、それから男性アイドルもののブームが訪れてからは、声優ファンの性質も少しずつ変わってきたように思います。演技を重視するファンよりも、それ以外を重視する人が増えてきたような。


声優の現場(特にライブ系)に行った感想で、今日は推しのファンサが良かったとかファンサが悪かったとかって目にすることが増えた気がするんですよね。以前からよく思っていたんですけど、声優のファンサって何・・・??BBAいにしえの声オタだからよくわかんない。。。
そもそも声優さんは元々裏方であるという認識をしている私にとっては、表舞台に立ってくれてること自体がありがたいことだと思ってるんです。時代の流れで表舞台に立つのが当たり前のことになっているとしても、そういう認識は忘れたくないし、忘れてはいけないと勝手に思ってる。
マイク前での演技以外に時間を割いて練習してくれて、様々なことをやってくれることに関して、まじで感謝しかないです。ありがとうございます。
ていうか、売れ続けてくれてありがとうございますですよ本当に、、、!推しが推せる幸せ、プライスレス。

だからファンサ良くなかったとかいう感想を聞くと「はぁ?!今日イベントに出てくれた事自体がファンサやろが!!!!」って思ってしまいます(過激派)
そうです皆さん、推しの元気な姿がファンサなんです。推しの元気な姿がファンサ!!!推しへの感謝の気持ちを持って推し事に取り組んで参りましょうね!!!

 

すみません。だいぶ話が逸れました。
今、男性声優界では若手俳優が少しずつキャスティングされるようになってきているんですね。特にアイドルもののアプリゲームとか。
声優のタレント化が進み、ファンも演技以外のものを求めた結果そういう帰結になるのは当たり前かもしれないけどやっぱ畑違わない????って気持ちが拭えない。。。
だって、舞台は舞台の、実写は実写の、ミュージカルはミュージカルの、マイク前はマイク前の演技のそれぞれの特色がねえ、あるわけじゃあないですか。
でもいわゆる声優第1世代の方々は元々俳優で副業として声優をしていたみたいだしうーん、結局は原点回帰なのかな…と思ったりもしますが。。。なんか違和感を拭えない。この流れがどうなっていくのか、これから注目していきたいですね。

 

あとは最近特に実感する声オタとして嬉しい変化は、声優という職業が世間的にマイナーでなくなって、声優オタクでも世間様に何も言われなくなったことですかね。
それは間違いなく声優のマルチタレント化が進んだことの恩恵だと思っています。あとは世間がオタクに対して優しくなったこともありますかね?
昔は声優が好きって言っても「声優?ヒソ・・・クスクス」みたいな感じだったけど、今は「声優?あ〜知ってる宮野真守!!」みたいな好意的なリアクション取られることが多いから(宮野さんありがとうなぜか私の周りでは八割方、声優=宮野真守みたいな感じで言われる)、世の中めっちゃ変わったなあと思います。好きなものを好きっていうことに肩身の狭さを感じない。ありがてえありがてえ・・・!


令和という時代になって、私もいつまで声オタでいられるか分からないけれど、ファンとして変わりゆく声優界をこれからも見つめつつ、推しを応援し続けようと思います。
そして、平成の間に亡くなられた、たくさんのアニメを彩って下さった多くの名優の方々に尊敬と感謝を・・・!